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はじめに
まだビッグスワンに4万人入ることが当たり前だったあの頃、アルビがゴールネットを揺らすと、地鳴りのような歓声がスタジアム全体を包みました。あの瞬間を私はいまだに忘れられずにいます。2025年はとても苦しいシーズンですが、それでもやはりアルビがゴールを決めたときのあの興奮、まったく知らない隣の席のサポーターともハイタッチするスタジアムがひとつになれる瞬間は格別なものです。アルビレックス新潟の歴史を振り返ると、数多くのストライカーがゴールネット揺らし、スタジアムを沸かせてきました。今回は「アルビ史上最高のストライカーは誰か?」というテーマで、通算ゴール数ランキングを振り返ります。今回の集計対象は、リーグ戦のみで、天皇杯やカップ戦は除外しています。公開されている公式記録をもとに私の方で独自集計した数字ですのでもしかしたら誤りがあるかもしれません。その場合は、こっそり教えてください。
通算得点数ランキング
では早速ランキングにいきましょう。
第10位
高木善朗(たかぎ よしあき)
ゴール数 | 25 ゴール |
通算出場試合数 | 228 試合 |
在籍シーズン | 8シーズン(2018~現在) |
2018年にヴェルディから完全移籍で加入後、途中ひざのケガで離脱したタイミングもありましたが、今シーズンまでコンスタントに結果を残してきた選手。当時J2だった2021年シーズンにキャリアハイの10得点を記録します。また、2022年シーズンも9ゴールとJ2優勝、J1昇格に貢献しました。

そんな2021シーズン、2022シーズンを含む高木のプレー動画。
第9位
川又堅碁(かわまた けんご)
ゴール数 | 26 ゴール |
通算出場試合数 | 75 試合 |
在籍シーズン | 6シーズン(2008-2012, 2013, 2014) |
2008年に高卒で入団。途中、ブラジルや岡山への期限付移籍を経て、2013年に復帰。その年に新潟でのキャリアハイの23得点を記録しました。

個人的に印象に残っているのは、2013年当時この試合に勝てば優勝だったマリノスを沈めたこの一発。
第8位
レオナルド
ゴール数 | 28 ゴール |
通算出場試合数 | 38 試合 |
在籍シーズン | 1シーズン(2019) |
2019年に当時J2の新潟に加入。1シーズンのみの活躍でしたが、38試合28ゴールで、その年のJ2得点王を獲得。強烈なインパクトを残しました。

とにかくシュートがうまい選手。ワンタッチシュートやミドルレンジからのシュートなどどんな形であれ正確なシュートを打てる選手。PKでの得点も多くありました。個人的に印象に残っているのはこのゴール。こういうコースを突くシュートも得意な形でした。
第7位
ファビーニョ
ゴール数 | 30 ゴール |
通算出場試合数 | 104 試合 |
在籍シーズン | 4シーズン(2003-2006) |
2003年に大分から当時J2の新潟に加入。9ゴールを上げその年のJ1昇格に大きく貢献しました。その後もコンスタントにゴールを重ねました。2006年シーズンで退団しましたが、2009年に新潟のサッカースクールのコーチに就任。新潟の発展にも大きく貢献してくれました。

第6位
谷口海斗(たにぐち かいと)
ゴール数 | 37 ゴール |
通算出場試合数 | 156 試合 |
在籍シーズン | 5シーズン(2021-2025) |
2020年シーズンに当時J3の熊本で18ゴールを決めJ3得点王を獲得。翌年2021年に当時J2の新潟に加入。その年に二桁ゴールを記録。2024年にはJ1でも10得点を記録し、J3, J2, J1の全カテゴリーで二桁得点を達成しました。

2023年シーズン、J1再昇格後の初ゴールも谷口でした。
第5位
マルシオ リシャルデス
ゴール数 | 38 ゴール |
通算出場試合数 | 107 試合 |
在籍シーズン | 4シーズン(2007-2010) |
2007年に新潟へ加入。初年度に28試合で9得点を上げました。コンスタントに出場を重ね、2010年には新潟でのキャリアハイの16得点を決め、新潟史上初のベストイレブンに選出されました。この年はフリーキックでも7得点を決めたほか、第14節のベガルタ仙台戦では、PK, 直接FK, 直接CKのセットプレーだけでハットトリックを決め話題になりました。

個人的にマルシオのゴールで印象に残っているのはこのゴール。内田潤のクロスもピカイチですが、後方からのボールをダイレクトで決めきるこのセンスですよ。
第4位
矢野貴章(やの きしょう)
ゴール数 | 40 ゴール |
通算出場試合数 | 276 試合 |
在籍シーズン | 9シーズン(2006-2010, 2012, 2017-2019) |
2006年に柏から完全移籍で新潟に加入。2007年に代表へ初招集。2010年には新潟史上初のFIFAワールドカップのメンバーへ選出されました。ワールドカップ後、ブンデスリーガのSCフライブルグに移籍。15試合に出場するも無得点で、2012年に新潟へ復帰。その後名古屋へ移籍しますが、2017年に再度新潟へ復帰。新潟の象徴的な選手のひとりになりました。41歳の2025年現在もJ3の栃木SCで活躍をしています。

そんな矢野貴章のゴール集。
第3位
マルクス
ゴール数 | 51 ゴール |
通算出場試合数 | 77 試合 |
在籍シーズン | 2シーズン(2002-2003) |
2002年に当時J2の新潟へ加入。2002年と2003年の2年連続J2得点王に輝き、2003年の新潟のJ2優勝、J1昇格へ大きく貢献しました。ブルーハーツの「キスしてほしい」をベースに作られたチャントが今も頭から離れません。あれは名チャントすぎます。

第2位
鈴木 慎吾(すずき しんご)
ゴール数 | 53 ゴール |
通算出場試合数 | 222 試合 |
在籍シーズン | 7シーズン(1999-2001, 2004-2007) |
第2位は、みんな大好き鈴木慎吾。正直ここまで上位だとは思っていませんでした。すいません。鈴木慎吾は、1999年に新潟へ加入。2001年シーズンには16得点を決め、翌年の2002年シーズンからはJ1の京都へレンタル移籍。新潟のJ1初年度となる2004年に新潟へ復帰します。試合へはコンスタントに出場を重ね、2006年シーズンにはJ1でのシーズン最多得点の9ゴールを上げます。

第1位
エジミウソン
ゴール数 | 62 ゴール |
通算出場試合数 | 116 試合 |
在籍シーズン | 4シーズン(2004-2007) |
1位は、やっぱりこの人ですよね。エジミウソン。2004年に期限付き移籍で新潟へ加入。4シーズン在籍して、リーグ戦116試合で62ゴールを量産しました。

まとめ
いかがでしたでしょうか。その時代ごとに物語がありそれぞれの時代ごとにアルビには「最高のストライカー」が存在しました。
あなたにとってのアルビ史上最高のストライカーは誰でしょうか? コメント欄やSNSでぜひ教えてください!
以下にランキングを改めてまとめます。
10位以降のランキングはこちらより(別サイトへ遷移します)
tec football statsについてはこちらの記事を参照してください。