イントロダクション
こんにちは。データアナリストのtecです。普段の業務では、日々MATLABとPower BIで社内のデータと向き合い、社内のメンバーにデータ活用の意義や必要性を説いて回ってと奮闘しています。データ活用プロジェクトが社内で発足した際は、業務の中でほぼ毎日Power BIを触っていたため、自身の勉強も兼ねて、2023年12月にMicrosoft 認定資格のPower BI Data Analyst PL-300を取得しました。そのおかげで今もPower BIは業務になくてはならないツールのひとつになっています。その際の勉強方法などは以下の記事にまとめていますので、興味のある方はご参照いただければと思います。
そして、今年の8月、Microsoftからとあるメールが届きました。以下のようなものです。
PL-300に限らず、Microsoftの認定資格は、一度取得すると毎年更新が必要となります。その更新をお知らせするメールでした。更新日までに4回(失効の180日前、90日前、30日前、7日前)リマインドのメールを出してくれるようなので、更新を忘れた!なんてこともなさそうです。この記事では、このメールを受け取ってから、実際に認定資格を更新するまでの体験談について書いていこうと思います。
そもそも試験は何回受けられるのか?
このメールを受け取ったときは、また試験かと少し緊張しましたが、関連する情報を調べていくと以下のことがわかりました。
- 不合格でも24時間待てば、再受験可能
- 試験は最大5回受けられる(ただし3回目以降の再受験は14日間空ける必要あり)
- 5回不合格の場合は、1 回目の受験日から起算して 12 か月後に、再び受けることができる(資格はおそらく失効する)
参考:試験とApplied Skills 評価ラボの再受験ポリシー(Microsoft)
とりあえずテストを5回受けられるのであれば、1回目はノー勉強で挑んで自身の知識の定着がどのくらいかを測ることにしました。
さすがに、5回不合格はないだろう。。と信じて。
更新試験の受験
試験は、オンラインなのでいつでもどこでも受験することが可能です。受験料はかかりません。特に時間制限もありませんでした。
なので、参考書やMicrosoft Learnのページを試験中に参照しようと思えばできます。
私は特に何も参照せずに回答をしていきました。問題数は、26問。回答は選択式です。30分程度で終了しました。
試験結果は終了後すぐに確認できます。結果は無事に合格でした。正答率は76%。分野別に正答率が出ますが、個々の問題に対しての正誤は確認することはできません。
合格するとこんな画面が出ます。これで無事に来年もPower BI Data Analyst Associate を名乗ることができます。
注意点
メールのリンクから受験のページに遷移すると、英語のページが表示されます。そのまま試験の受験に進むと試験問題や回答の選択肢も英語で表示されることになります。
日本語で受験したい場合は、ページ左下の言語選択で「日本語」に設定してから受験したほうが良いと思います。私は、その言語設定を見つけられずに、すべて英語で受験してしまいました。Microsoftの日本語訳は違和感あるところも多くて、英語で読んだ方が、問題の意図を理解しやすいこともあるのですが、問題の途中でこの言語切り替えをすると1問目に戻る仕様になっているという事例も報告されていますので試験の途中での切り替えは避けた方がいいかもしれません。
もしも不合格だった場合は
もしも、不合格だった場合には、まずはMicrosoft Learnのモジュールをもう一度学習することをお勧めします。
更新試験のページには、関連するモジュールのリンクが用意されています。すべて無料なのでまずはこれで復習するのがいいと思います。
あとは、Udemyの有料コースなどですが、Microsoft Learn のモジュールをなぞっているだけの講座がほとんどの印象なのであまりお勧めはしません。
まとめ
無事に資格を更新することができました。思ったよりも自分の中で知識が定着していて安心したのと、結構日々の業務の中でやっているシチュエーションの問題も多くて「あーそのパターンのやつね」というのも結構ありました。これはPower BIを最初に使い始めるときに、PL-300の受験を通してPower BIでのデータ保持の考え方や手法をしっかりと学べたことが大きかったと思います。
これからPL-300の更新を目指す方々には、計画的な学習と実践的な練習をお勧めします。皆さんの成功を祈っています!